なぜ12年間もの間、膝の調子が改善されないにもかかわらず、手術が成功していると思い込んでいたか
これを検証しない限り、また繰り返してしまう可能性があります。
今回は、まず[以前の手術と術後の経過]と[今回の手術と術後の経過]を比較していきます。
手術
[前回]右前十字靭帯再建手術
[今回] 右前十字靭帯再再建手術(再が1つ増えました)
入院期間
[前回]14日間
[今回]5日間
傷口
前回と今回でほぼ変わらない
装具
[前回]ごつい、大きめの装具
[今回]ソフトになった(12年経ってるから良くなっている可能性が高い、病院も違うからというのもある)
リハビリ
[前回]膝の曲げ伸ばし、足首の運動、歩く練習
[今回] 膝の曲げ伸ばし、足首の運動、歩く練習 、電気を当て曲げ伸ばし、超音波を当て曲げ伸ばし、軽いマッサージ、スクワット、膝の皿を動かすリハビリ
[前回]担当の方が特に決まっていなかった。
[今回]担当の方がほとんど毎回見てくれている。状態の把握の差を感じる。
[前回]自由な時間で融通がきいた。
[今回]リハビリが予約制。
膝の腫れ
[前回]アイシングパック1つで足りた。
[今回]アイシングパック2つ、アイス枕3つ、クールレスキュー6個を使いまわしながら冷やした。
今回の方が腫れ、患部が熱を持っていた。ここが重要だった‼運動機能に直結しているからこそ、リハビリの後や動いた後に腫れたと思われる。
膝の曲げ角度
[前回]手術後のリハビリですぐ曲がる(可動域100度以上)しかし、こんなに曲がるわけないと、リハビリの先生に止められてからは、もっと曲がるけどあまり曲げないようにしていた。たやすく曲げられた。
リハビリ始めで曲げられた角度と、1か月後に曲げられる角度に変わりがない。強いて言うなら腫れが引いた分曲がりやすくなったくらいかな。
[今回]手術後のリハビリで 「曲げずらい 」この感覚がある。
ある程度まで曲げると、硬くて曲げられない。(靭帯が理想的な所に付いたためと考えている)
だからこそ、リハビリを重ねる度、日にちの経過と共に、曲げられる角度が増えていく感覚がある。
リハビリの先生曰く「膝の皿が動くようになると曲げられるようになる。膝の周りが硬くなるから。」そして、とにかくこれを良くやる、家でも。
もう一つの違い!
歩く時
[前回]膝に力が入らず不安定な感じがする。ガクッとなりそうな感じで、注意しながら歩かないと、と意識する。(松葉杖が外れた頃)
[今回]歩くとき安定している。力が乗る。特に踏み出す時、力を入れられる。
手術をするに至った経緯
実は手術後12年間、膝が不安定な感じはずっと続いていた。今回の再手術をするまで…。
前回は右内ももの筋を取って移植しているため、太ももに力が入りずらいと言われていたので、こんなものかと考えていた。何度か担当医にも相談したが、大丈夫とのことだったので、筋力が足りないと判断し、筋トレに励んでいた。
その後一応普通に生活を送っていたが、完全には治らないのかと思っていた。今回に至るまで、何度か膝の調子が悪くなった。(腫れ、痛みが1か月続く…年に2回くらいの頻度)
今回1か月で腫れ、痛みが引かず、近所の整形外科で診察を受け、レントゲンを見ても靭帯の影響ではないと判断された。(2箇所の病院で同じ判断)2か月たっても状況が好転しないので、MRIを別の病院で撮り、半月板に少し損傷があるくらいはわかったが、その時点で靭帯はまだ大丈夫との判断がされた。
夫は独自で病院を探し、(インターネットでスポーツ整形で検索、近い、評判の良いところ)連絡。診察でMRIの他にCT検査をした。そこで、12年前の手術で付けた靭帯が機能していないと診断が出た。
本来再建される靭帯を斜めに取り付けるところ、縦に取り付けてあったためである。
夫は、主治医に術後2か月で装具なしで歩いてよいと言われ、丁度2か月たった日に仕事復帰しました。完治までは9か月かかるため、1週間に1~2回リハビリに通い続けています。
驚いたのは、こういう事例は珍しくないと聞いたこと。今回の比較は、病院、主治医も違う。また、12年と年数も経っているため、条件によっては正確な比較ではない。個人的な感覚による比較という事もある。その辺はご承知おきいただきたい。
しかし、予期せぬ出来事だったため、もし知っていた早期に対処出来ていたかもしれないと後悔をしていることは確かです。
前十字靭帯再建手術をして、筋トレもしているのに膝の調子が良くならない、という方のお役に立てれば幸いです。
Photo by Jakob Owens on Unsplash
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